今回は、自動化を推進するノーコード・ワークフロー作成ツールであるSAP Build Process AutomationからSAP S/4HANA Cloudに接続し、購買伝票を読み込んでみるという検証をしていきます。概念の解説をしつつハンズオンの形式で手順一つ一つを記録しているので、ぜひ一緒に手を動かしながらご覧いただけると幸いです。
検証の全体像
今回の検証は、SAP Build Process Automationで作成したワークフローからSAP S/4HANA Cloud内部の購買伝票データを読み込むというシナリオで行います。この際、SAP Build Process Automationの「アクション」、SAP Business Technology Platformの「宛先」サービス、SAP S/4HANA Cloudの「通信管理」の機能を利用していきます。
検証記事
検証の詳しい内容はSAP S/4HANA Cloud側と、SAP Business Technology Platform側に分けて、2本の記事を執筆しました。SAP S/4HANA Cloud側の記事からご覧ください。
SAP S/4HANA Cloudにおける通信の設定
【SAP備忘録】SAP Build Process AutomationとSAP S/4HANA Cloudの通信設定を行う | SAP Blogs
SAP Business Technology Platformにおける通信の設定
【SAP備忘録】SAP Build Process AutomationでAPI接続アクションを定義する | SAP Blogs
おわりに
今回の検証活動を通して、SAP API Business Hubを中心として情報を活用しSAP S/4HANA Cloud連携を進めることができるということが分かりました。ただしその使い方についてはなかなか詳しく解説されている記事も見つけづらく、活用していくうえでの課題であると感じました。これからも連携の関係で利用する機会も多いと思いますが、その際には自分なりにわかりやすく解釈し、まとめていければと思います。